今日はヨーロッパの島国、イギリスについて紹介します。イギリスはひどいことをしてきた歴史、きれいな建物、自然などとてもユニークな国です。ぜひ最後まで見ていってください!
目次
イギリスの基礎情報
首都 | ロンドン |
人口 | 約6800万人 |
通貨 | ポンド |
言語 | 英語 |
イギリスの歴史
古代
紀元前500年頃、ケルト人がブリテン島に移住しました。
その後、ローマ帝国がブリテン島を征服し、約400年間統治しました。
ローマ帝国が滅亡した後、ブリテン島はサクソン人、アングル人、ジュート人などのゲルマン民族によって征服されました。
中世
1066年、ノルマンディー公ウィリアムがイングランド王に即位し、ノルマン朝が成立しました。ノルマン朝は、イングランドに中央集権的な国家体制を築き、封建制度を導入しました。
1215年、マグナカルタが制定されました。マグナカルタは、王権を制限し、臣民の権利を保障した文書です。
1348年、黒死病(ペストがヨーロッパを襲い、イングランドでも多くの人が亡くなりました。
1455年、薔薇戦争が始まりました。薔薇戦争は、ランカスター家とヨーク家による王位継承争いです。(平治の乱みたい)
1485年、テューダー朝が成立しました。テューダー朝は、イングランドの絶対王政を確立しました。
近世
1534年、イングランド王ヘンリー8世は、ローマ教皇から独立し、イングランド国教会を設立しました。
1588年、スペイン無敵艦隊がイングランドに侵攻しましたが、撃退されました。
1642年、イングランド内戦が始まりました。イングランド内戦は、王党派と議会派による内戦です。
1649年、イングランド王チャールズ1世が処刑されました。
1660年、王政復古が行われ、ステュアート朝が復活しました。
1688年、名誉革命が起こりました。名誉革命は、王権を制限し、議会制民主主義を確立した革命です。
1707年、イングランドとスコットランドが統合し、グレートブリテン王国が成立しました。
18世紀、イギリスは産業革命を起こし、世界初の工業化に成功し世界で最も豊かな国になりました。
19世紀、イギリスは世界中(南アジア、北アメリカ、アフリカ)に植民地を持ち、世界最大の帝国となる大英帝国を築き上げました。
20世紀、イギリスは第一次世界大戦と第二次世界大戦に参戦し、連合国側として勝利しました。しかし、戦後は植民地が独立してしまい、大英帝国は解体されました。
現代
1973年、イギリスは欧州共同体(EC)に加盟しました。1993年、ECは欧州連合(EU)に改名されました。
2016年、イギリスはEU離脱を国民投票で決定しました。2020年、イギリスはEUを離脱しました。
ちなみにイギリスに対して言われるブリカスというのはイギリスが歴史で行った非道な行いに対して言われ始めた言葉です。例えば
・清にアヘンを売りつけ紅茶を買い、あげく戦争(アヘン戦争)を起こし香港を植民地化したり。
・アイルランドから穀物を買ったおかげで、飢饉(ジャガイモ飢饉)を起こしたり。
・三枚自他外交という中東のどこの国にもいい顔の外交をし今も問題となっているパレスチナ問題を引き起こしたり
ほかにもひどいことをたくさんしています。
イギリスの経済
イギリスのGDPランキングは世界6位。かつての植民地であるインド(世界五位)に最近抜かれました。僕は感動しました。主な産業は製造業で特に自動車、航空機、 医薬品が強いそうです。農業は土地があまり豊かではないため作物の生産はイングランドの南の地域でしか行われず畜産業がメインに行われています。
イギリスの4つの地域の特徴
イングランド
イングランドはイギリスの大部分を占める国で首都ロンドンやバーミンガム、リヴァプール、マンチェスターなどの代表的な都市がある。イギリスの人口の約八割はイングランドに住んでいて経済もイングランドが中心。
ウェールズ
ウェールズはイギリス南西部に位置する地域で、岩に覆われた海岸や、国立公園の山々、独特なウェールズ語、ケルト文化で知られています。ウェールズの首都カーディフという都市です。イギリスの中ではあまりmajorな地域ではないものの大自然など魅力的な場所でもあります。
スコットランド
スコットランドはグレートブリテン島の北部にある地域。スコットランドの首都はエディンバラですが最大の都市はグラスゴーという街です。スコットランドではウイスキーが有名です。古くは産業革命をささげた石炭が経済の中心でしたが最近では北海の油田が発掘され景気がいいそうです。
北アイルランド
イギリスと言えエバグレートブリテン島のイメージですが、北アイルランドという地域はアイルランド島にあります。北アイルランドの首都はベルファストという街です。北アイルランドはイギリスの中でも特に不安定な地域で過去には北アイルランド問題(アイルランドとの領土問題)などが起きました。
ロンドンの観光地
ウエストミンスター宮殿・ビッグベン/ロンドン
ウエストミンスター宮殿は荘厳な雰囲気のあるイギリスの国会議事堂。横にはロンドンのシンボルであるビッグベンがくっついています。かつてイングランド国王の住居として使われたこの建物はその高い芸術性や歴史的価値から世界遺産に登録されました。ロンドンに来たら絶対に見なければならないスポットです。
タワーブリッジ/ロンドン
タワーブリッジもロンドンのシンボルの一つです。タワーブリッジはゴシック様式で作られておりまた、世界でも珍しい現役の跳ね橋です。今でも月に2、3回ほど橋が開き船が通るそうです。すごいですね。
バッキンガム宮殿/ロンドン
バッキンガム宮殿はエリザベス女王の家だった場所であり、イギリス王室が世界中の賓客をもてなす迎賓館です。バッキンガム宮殿の大きな見どころは衛兵の交代。赤いメルヘンな服を着た衛兵が機械のように歩く姿は圧巻です!
ロンドン・アイ/ロンドン
ロンドンアイは2006年まで世界最大だった観覧車。ロンドンアイの一周時間は30分ほどで一つのカプセルに多くの人が乗れるので意外と早く進みます。135mの高さから見下ろすロンドンの夜景はとてもきれいなんだそうです!
ザ・シャード/ロンドン
ザ・シャードは地上87階建て、高310メートルのヨーロッパ2番目に高いタワーです。ザ・シャードからはロンドンの一番高いところから美しい夜景を見ることができます!
リヴァプール
リヴァプールは人口約50万人のイギリス第四の都市。リヴァプールは有名な音楽家「ビートルズ」ゆかりの地で、またそれに関する観光スポットがたくさんあります。街並みもおしゃれな感じなのでイギリスに来たらぜひ訪れてみてください!
マンチェスター
マンチェスターは都市圏人口260万人のイギリス第三の都市です。マンチェスターは世界を変えた産業革命が最初に起こった場所で、またそれに伴う産業遺産や歴史ある建物も多く残る風情ある街です。個人的には、連歌の風合いや工場の煙突がかっこいいのでイギリスの中で一番好きな街です。
バーミンガム
バーミンガムは都市圏人口229万人のイギリス第二の都市です。バーミンガムも産業革命の中心となった街で歴史ある建物が多くあります。バーミンガムはロンドンから2時間ほどで行けるのでぜひ訪れてみては?
グラスゴー
グラスゴーはスコットランド最大の都市でビクトリア様式やアールヌーボー様式の建築が有名です。文化も非常に栄えており、スコティッシュ オペラ、スコットランド バレエ団、スコットランド国立劇場に加え、名高い博物館や美術館、活況を呈する音楽シーンなどがあります。ロンドンからは少し遠いですが、スコットランドの面白さもあると思うので訪れてみてください!
日本からのアクセス
新千歳空港からロンドンヒースロー空港
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まとめ
イギリスは政治的な面でも外交的な面でも経済的な面でも技術的な面でも世界を変えた国だと思います。日本からの直行便もあるのでぜひ行ってみてください!このブログでは世界の国や都市を中学生が紹介するのでぜひ他の記事も見てみてください!
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