今日はインドを紹介します。インドは僕が大好きな国なので頑張って紹介します!インドはこれからの国だとか色々言われているけれどインドのことを詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか?わかりやすくインドの歴史・経済・社会問題・観光スポットを紹介します。
目次
インドの基礎情報
首都 | デリー |
人口 | 14億2860万人(2023年に世界1位) |
通貨 | ルピー |
宗教 | ヒンズー教、イスラム教、キリスト教、シク教、仏教 |
言語 | ヒンディー語(公用語)、英語(準公用語)を中心に各州で言語がある。 |
首相 | ナレンドラ・モディ首相 |
インドの歴史
古代インド
現在のパキスタンとの国境付近でインダス文明が栄える
仏教、ヒンドゥー教がインドで生まれる
中世インド
紀元後3世紀頃、クシャーナ朝がインド北部を統一。クシャーナ朝は仏教を保護した。
クシャーナ朝が衰退しインドは再び分裂。ヒンドゥー教の哲学や文学が発展した。
13世紀頃、イスラム教徒のムガル帝国がインド北部を征服
ムガル帝国は、インドを統一し、イスラム文化とヒンドゥー文化が融合した独自の文化を築いた。
近代インド
18世紀末、イギリス東インド会社がインドを植民地化。インドは搾取される
20世紀初頭、インド独立運動が活発化。ガンジーが無暴力でイギリスに抗議したことは有名。
1947年、インドはイギリスから独立。
独立直後、ヒンドゥー教徒とイスラム教徒の対立が激化し、パキスタンが分離独立する。
独立後
パキスタンとカシミール地域を巡って三度戦争になる(印パ戦争)
1974年、核開発に成功する
1998年、パキスタンが核開発に成功する
2023年、中国を抜いて人口が世界一位になる
2023年、イギリスを抜いて世界5位の経済大国になる
インドの経済
・インドは世界5位のGDP(旧宗主国イギリスを抜いた)
・2027年、日本を抜いて世界3位の経済大国になると言われている
・産業は農林水産、製造業、IT産業、サービス業など多岐にわたる
・IT産業が盛んでグーグル、マイクロソフト、アドビなどの会社のCEO(偉い人)にもインド人がいる
・経済格差が大きく国民の13%は貧困層
インドはとても将来性がある国です。インドはずっと貧しいなんてのは間違った偏見です。投資対象としても最近は人気になっています。
インド1の財閥、タタ・グループってどんな会社?インドの社会問題
カースト制度
→カースト制度はインドの身分制度でヒンドゥー教に基づいて古くから根付いている慣習です。生まれた時点でカーストは決まり、他のカーストとの結婚などは認められていません。また職業にもカーストはあり、職の自由が制限されています。しかし新しく出来たITなどの産業はカーストの例外なので多くの人が必死にプログラミングを勉強したそうです。
経済格差
インドは経済発展をしていますが未だ、国民の13%は貧困層でその人口は世界の貧困層の人口の4分の1を占めます。貧困層は農村や都市のスラムで暮らしています。
カシミール問題・パキスタンとの関係
皆さんは地球儀を見ていて白に塗られているところがあることに気づきましたか?そこは領土が確定していない地域で南サハリンやカラコルム山脈などがあります。カシミールも領土が確定していない地域でインドの上のエリアがカシミールです。ここを巡ってパキスタンと三度も戦争(印パ戦争)をしており今もインドはパキスタンと仲が良くありません。また両国とも核兵器を持っており、戦争が起きたら危ない地域と言われています。恐ろしい、、、。カシミールはとても美しい場所なんですけどねー。
大気汚染
インドの中で特に空気の質が悪いエリアはデリー。デリーの空気質は基準値の10倍以上の悪さ。ただ息を吸うだけで12年寿命が縮まるとか、タバコを吸っていないのに肺が黒くなるとか言われています。恐ろしい。デリーは地理的に空気が篭りやすくまた、冬になるとデリー近郊の農村で野焼きを行うためとも言われています。
インドの観光地25選(エリア別)
空気が心配なインドですが行く価値のある場所もたくさんあります!
デリー・アグラ
デリーはインドの首都であり都市圏人口が2850万人のインド最大の都市。ムガル帝国時代の建物が多く残ります。アグラはデリーから南に200キロの位置にあるタージマハルで有名な都市です。
・インド門
インド門は、第一次世界大戦で戦死したイギリス領インド兵を記念して立てられた戦争記念碑です。夜にはインドの国旗でライトアップされるそうです。インド門はニューデリーのシンボルになっているのでデリーに来たら、ぜひ行ってみてください!
・ロータス寺院
ロータス寺院は、蓮のお花の形をしたバハイ教(19世紀に設立された宗教で聖地はイスラエルのハイファ)礼拝堂です。kの寺院の27枚の花びらはコンクリートでできており、白い大理石でコーティングされているそうです。信仰していなくても施設内に入ることができますが、施設内は撮影禁止なので、気を付けてください。
・ラシュトラパティ・バワン
ラシュトラパティ・バワンは、広大な敷地面積(東京ドーム約28個分)を誇る、インドの大統領の官邸です。国家元首の官邸としては世界最大規模の面積なんだそうです。インドらしい建築とヨーロッパらしい建築が混ざったこの大統領官邸はニューデリーに来たらぜひ訪れたいスポットです。
・ラール・キラー(赤い城)
ラール・キラーは、ムガル帝国の第5代皇帝シャージャハーン(タージマハルも作った)が造ったお城でラール・キラーとは「赤い城」という意味があるそうです。この赤い壁は赤い砂岩で作られたそうです。2007年にラール・キラーは世界遺産にも登録されました。ラール・キラーは僕の好きなお城ランキング4位です。
・フマーユーン廟
フユマーン廟は、ムガール帝国の第2皇帝フマユーンの霊廟です。フユマーン廟は、フマユーンが亡くなった後に造られ、1993年ユネスコの世界遺産にも登録されました。ムガル建築は堂々としていてかっこいいですね。
・ジャーマー・マスジッド
ジャーマー・マスジッドはインド最大のモスクです。ジャーマー・マスジッドはタージマハルやラール・キラーを作ったムガル帝国5代皇帝のシャー・ジャハーンが作りました。シャー・ジャハーンどんだけインドの観光地を作っているの、、、。
・クトゥブミナール
クトゥブミナールは、世界で一番高いミナレット(イスラム教のモスクにある尖塔)で約72メートルもの高さがあります。1993年に周辺の歴史的建築物とともにユネスコの世界遺産に登録されました。迫力がありそうです。
・タージマハル(アグラ市)
タージマハルはムガル帝国5代皇帝シャージャハーンが大好きな妻であるムムターズ・マハルの墓として作りました。ムムターズ・マハルとは14人も子供がおり、最後の14人目の出産の際ムムターズ・マハルは36歳で亡くなってしまいました。子供多すぎだろ、、、。一説では妻が亡くなって1日で髪が真っ白になったとか。このタージマハルを建設する費用でムガル帝国が傾いたらしいです。
デリーってどんな都市?歴史・産業・観光スポット7選を紹介します!【2024年データ】ムンバイ
ムンバイはインド西海岸にあるインド最大の経済都市、金融都市で日系企業も多く進出しています。またイギリス東インド会社が置かれたまちで、その時代の建物も多く残ります。
・インド門
インド門は、ムンバイの人気の観光名所です。インド門は、1911年にインドを訪れたイギリスのジョージ5世とメアリー女王が上陸したのを記念に建てられました。その後、門はインド訪問者が訪れる際の象徴的入り口として使われるようになりました。デリーにあるインド門はインドが立てたのに対してこちらのインド門はイギリスが立てたんですね。
・タージマハルホテル
タージマハルホテルは”インド人が作った”高級ホテルです。このホテルはインド一の財閥であるタタグループの創業者、ジャムシェトジー・タタがムンバイの高級ホテルに泊まろうとした際にインド人であるからと宿泊を断られ、「もっといいホテルをインド人が作ろう」と作られました。タタの創業者かっこいいですね。お金に余裕があったら是非止まってみてください!
・チャトラパティシヴァージーターミナス
チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅は、世界でも唯一の駅として2004年に世界遺産にされた場所です。この駅はイギリス植民地時代に建てられ、ヴィクトリア朝ゴシック・リバイバル様式が用いられています。その美しい装飾と歴史的価値が評価され世界遺産になったという事です。
・ドービー・ガート
ドービー・ガートは、世界最大の公共洗濯場です。ドービー・ガードには街中から集まっています。大量の洗濯物と奥にある近代的な高層ビルとのギャップが独特な景観を生み出していることから、ドービーガードは観光客に人気のスポットとなっています。インドの経済格差を感じます。
・バンドラ・ウォーリ・シー・リンク
バンドラ・ウォーリ・シー・リンクは、ムンバイの西武郊外のバンドラと、主要なビジネス地区であるワーリを結ぶ橋です。2009年に開通して以来この橋は、ムンバイの新しいランドマークとなっています。ムンバイの摩天楼と巨大な橋、かっこいいですね。
ムンバイってどんな都市?インド最大の経済都市を紹介します!【2024年】コルカタ
コルカタはインド東部最大のインド第3の都市。コルカタでは昔ながらのゴチャついたインドを見ることができます。
・ヴィクトリア記念堂
ヴィクトリア記念堂は、イギリスのヴィクトリア女王を記念し1905年〜1921年に建てられました。この建物にはインド、イスラム、イギリスの建築様式が用いられたヴィクトリア記念堂はとても壮大で威厳がありカッコいいですね。
・インド博物館
インド博物館はインド最古でアジアの中でも特に大きな博物館です。中にはインダス文明の遺物やヒンドゥー教の像があります。インドオタクの方はぜひ訪れてみてください!!
・ハウラー橋
ハウラー橋はインドの西ベンガル州を流れるフグリー川にかかる橋でハウラー市とコルカタ市を結んでいます。ハウラー橋は世界で最も往来が激しい橋の一つともいわれています。ハウラー橋はとても無骨な見た目ですがそれが評価されコルカタのシンボルとなっています。
バンガロール
バンガロールはインド南部のIT都市。インド第四の都市ともいわれています。
・バンガロール宮殿
バンガロール宮殿は、イギリス統治時代の1878年に建設された宮殿です。バンガロール宮殿は、イギリスのチューダー様式と、スコットランドのゴシック様式が混ざり合ったデザインとなっています。内部も一部見学可能で、見どころがたくさんです!
・ヴィダーナ・サウダ
ヴィダーナ・サウダは、1956年に設立されたカルナ―タカ州の政庁ビルです。ヴィダーナ・サウダはとても大きく、その大きさは南北に約200メートル、東西に約100メートルあるそうでこれがは議会としては世界最大級なんだそうです。風格があってかっこいい建物ですね!
・ラールバーグ植物園
ラールバーグ植物園は、バンガロールの中心地にある200年以上の歴史を持つ植物園。この植物園では100種類以上の植物を見ることができ、また世界各国から集められた貴重な植物も見れるそうです。園内には、湖や滝などもあるので散歩をしたり、座って休憩するのにぴったりです。
ベンガルールってどんな都市?歴史・経済・観光スポットを紹介します!【2024】チェンナイ
チェンナイはインド第五の都市で「南インドの玄関口と言われています。
・カバレーシュヴァラル寺院
カバレーシュヴァラル寺院は、ドラヴィダ様式によって作られた南アジアを代表する寺院です。カバレーシュヴァラル寺院では、インド神話の有名な神様であるシヴァを祭っています。カラフルでユニークなトラヴィダ様式は、とても面白いですね。
・パルタサラティ寺院
パルタサラティ寺院は、8世紀ころに建てられたドラヴィダ様式のヒンドゥー教寺院です。パルタサラティ寺院では、クリシュナ神が祀られています。パルタサラティ寺院はチェンナイで最も古いヒンドゥー教の寺院のひとつで、建物の彫刻が細かく美しいです。
・マリーナビーチ
マリーナビーチは、チェンナイの海岸に約5キロメートルにわたって広がる美しい砂浜です。マリーナビーチは世界で二番目に長いビーチで、一番はバングラデシュのコックスバザールです。ビーチ沿いには屋台があり、多くの人でにぎわっています。チェンナイに来たらぜひ訪れるべきスポとです!
・チェンナイ中央駅
チェンナイ中央駅は赤色のゴシック様式で建てられた歴史ある駅です。チェンナイ中央駅は、インドがイギリスの植民地だった時代に作られました。ムンバイにあるチャトラパティシヴァージーターミナル駅みたいですね。
チェンナイってどんな都市?インド第五の都市を紹介します!バラナシ(ワーラーナシー)
ここはヒンドゥー教の聖地で神聖な川であるガンジス川の沐浴場があります。ザ!インド!みたいな風景を見ることができるので僕も行って見たいスポットです。しかしガンジス川の水は大変汚れていて、入っただけで病気になるので気をつけてください!!
ラダック
ラダックはインド北部にある旧ジャンムー・カシミール州東部の地方のことです。ラダックは平均標高が3000メートルを超えていてびっくりするほどきれいな湖や乾燥した山、青が強い青空などの風光明媚な景色を見ることができます。またラダックではチベット仏教が信じられておりどちららかというとインドではなく中国のチベットのような雰囲気があります。私の死ぬ前に一回行ってみたい場所の一つです。
アクセス(札幌からデリー)
新千歳ー羽田ーデリーというながれでいけるそうです。詳しくは⇩スカイスキャナーで
まとめ
インドはこれからの将来性が一番ある国だと思っています。僕もインドに少額ですが投資をしています。インドには美味しい食事、魅力的な観光地、人懐こい人々がいます。空気と水に気をつけてぜひインドに行って見てください!良かった点、指摘したい点、ぜひぜひコメントしてね!
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