ウォルマートってどんな会社?歴史や「ウォルマート問題」についても紹介します。

今日は世界最大の小売企業ウォルマートを紹介します!ウォルマートは個人的にとても面白いと思う企業なので最後まで見ていってください。

目次

ウォルマートの基礎情報

ウォルマートはアーカンソー州に本社を置く世界最大のスーパー及び小売企業です。また同族経営の企業としても世界一と言われており。ウォルマートはとても巨大で影響力のある企業です。ウォルマートのキャッチコピーは「お金を節約。よりよく生きる」です。

ウォルマートの歴史

1962年創業者のサムウォルトンがアーカンソー州ロジャーズで最初の店舗をオープンしました。

1967年には店舗数が24店になり売上高が 1270 万ドルに達しました。

1970年ウォルマートはニューヨーク証券取引所に上場し、さらに売り上げを上げていきました。

1979年、慈善団体であるウォルマート財団が作られました。

1980年には店舗数が276店舗になり売り上げが10億ドルに達しました。

1983年オクラホマ州にサムズクラブ(会員制スーパー)がオープンしました。

1988年ミズーリ州にウォルマートスーパーセンター(ばかでかいウォルマート)がオープンしました。

1991年、メキシコシティに初の海外店がオープンしました。

1992年、創業者のサムウォルトンが74歳で亡くなりロブ・ウォルトンが取締役会長に就任しました。

1994年、1996年にはカナダと中国に進出しました。

1997年、ウォルマートは売り上げが1000億ドルを超えました。

1998年、ウォルマートはイギリスのアズダを買収しイギリスにも進出しました。

2000年、Walmart.com が設立され、米国の顧客がオンライン ショッピングできるようになりました。

2009年、CEOにマイク・デュークが就任し、また売り上げが4000億ドルを超えました。そしてチリにも進出しました。

2010年、2011年にはインドと南アフリカに進出しました。

2016年、ウォルマートはAmazonに対抗するためeコマースのjet.comを買収しました。

ウォルマートのすごさ

茶色の木製棚に果物の盛り合わせ

圧倒的な安さ

ウォルマートは大量生産、大量販売によってアメリカで最も安いスーパーとなっています。そのため、アメリカの節約をしたい富裕層から低所得層まで多くの人がウォルマートで買い物をするのです。エブリデイロープライス、すごいですね。ただ、日本に進出(西友)しようとした際、日本のスーパーのほうが安くウォルマートは撤退しました。

店舗の規模の大きさ

ウォルマートの店舗の面積の平均は約17000㎡で食料品、生活必需品、雑貨、自転車、薬局など日常に必要な品物がすべてそろいます。またアメリカ国内だけでも店舗数が5300店舗を超えています。アメリカ内陸部の小さな町にもウォルマートはすごいです。

人件費の低さ

ウォルマートの従業員数は230万人を超えており、これは世界一多い従業員数なんだそうです。そしてこれらの従業員は最低賃金で働かされています。この人件費の低さがエブリデイロープライスを実現しているといえます。またウォルマートでしか働いていない従業員は最低賃金でしか働けないため、ウォルマートでしか買い物ができなくなるいう抜け出せないループが生まれます。

ウォルマート問題とは?

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労働環境

ウォルマートの従業員は、最低賃金である時給14ドル(アメリカの平均時給は三十ドルを超える)で長時間働かされています。また、ウォルマートは労働組合の結成をひどく恐れており未だ労働組合は作られておりません。このことからウォルマートの劣悪な労働環境はまだまだ続いていきそうです。

地域の商店街の破壊

ウォルマートは人口5000人程度の小さな田舎町をターゲットに出展します。そのため、ウォルマート価格に太刀打ちできない商店が潰れてしまい町の小売はウォルマートだけになってしまうのです。帝国みたいですね。

環境問題

ウォルマートのエブリデイロープライスには大量生産が必要となります。大量生産した分消費されればいいのですが、中には無駄となってしまうものもありこれがゴミ問題やプラスチックの問題などを引き起こしてしまうそうです。まあ、このような問題はウォルマートだけでなく地球の問題ですがね。

まとめ

ウォルマートからはやることのえげつなさを感じますがそれでもアメリカの国民の大きな味方でもあると思います。店舗数、従業員ともに日本では考えられない数で中二の私は、ロマンを感じてしまいます。

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