カンボジアってどんな国？歴史・経済・観光スポットを紹介します！

今日は東南アジアの国、カンボジアを紹介します。カンボジアには美しい遺跡、活気のある街など魅力がたくさんありますが、恐ろしい歴史を持つ国でもあります。ぜひ最後まで見ていってください！

カンボジアの基礎情報

首都	プノンペン
人口	1659万人
通貨	リエル
言語	クメール語

これだけみてもあんまりパッとしない感ありますよね。

カンボジアの歴史

クメール王朝

クメール王朝があった時代は中世でアンコールワット、アンコールトムなどが建てられた時代です。タイのアユタヤ王朝（シャム）の進行により500年続いた王朝は滅びました。

植民地時代

19世紀中ごろからフランスによってインドシナ（ベトナム・ラオス・カンボジア）が植民地化されました。しかしフランスが第二次世界大戦でナチスに侵攻されるとこの地域は日本の植民地となりました。そして日本が敗戦すると再びフランスの植民地となってしまいました。しかしベトナムがフランスと戦争をしている中（インドシナ戦争）カンボジアは独立しました。

独立後ーベトナム戦争

独立後はシハヌークがカンボジアを率いていく。しかしベトナム戦争で事態は急変。国内は不安定になり、シハヌークは北ベトナムを爆撃するアメリカと断交。1970年にはシハヌークが外遊中、親米のロンノルがクーデターをおこしシハヌークが国外から追放されてしまいます。北京に行ったシハヌークは毛沢東の考えに心酔したポルポトたち（クメールルージュ）と帰国しました。カンボジアは内戦状態（カンボジア内戦）になってしまった。アメリカはロンノルを支援したがベトナム戦争が終わったことにより、ロンノルへの支援が打ち切られてしまいました。そしてシハヌーク、ポルポト側が内戦に勝利しました。

ポルポトについて。ポルポトはフランス留学の際、共産主義にはまりました。そして共産主義の中でも特に原始共産制（縄文時代に戻ろう）というのにはまりました。

民主カンプチア建国

ポルポトらはロンノルに勝利した後すぐに、民主カンプチアを建国。しかしポルポトはシハヌークを監禁（シハヌークは今まで利用されていた）。ポルポトが政治の実権を持つようになる。ここからクメールルージュのによる恐ろしい4年が始まりました。

クメールルージュによる４年間

まずポルポトはアメリカから空爆されるという理由（理由づけ）でプノンペン市民を農村に送りました。農民へ送られるときは皆（高齢者も障碍者も病人も）歩かされ途中で死んでも無視しろとのことでした。そして原始共産制を掲げるポルポトは貨幣を廃止しました。そして知識人、先生、眼鏡をかけた人（本を読んだから目が悪くなったはずだ）、手がきれいな人（農業に従事していない）などを虐殺しました。この虐殺（カンボジア虐殺）により国民の3分の１が殺されたそうです。カンボジアの人口ピラミッドを見るとこの時代に生まれた人だけガクッとへこんでいることがわかります。カンボジアの農村に行って土を掘ると人骨が出てくることがよくあるそうです。

カンボジアの経済

異なるカンボジアリエル banknotes テーブル - カンボジア　通貨ストックフォトと画像

カンボジアのGDPランキングは108位であまり経済が発展しているとは言えません。主な産業はアパレル、農業、観光業、そして製造業などです。カンボジアは豊富な観光資源を生かして外貨を稼いでいます。ポルポト政権が通過をなくした影響で自国通貨であるリエルの信用が弱く米ドルも使われているそうです。ポルポトは経済にまで影響を及ぼしたんですね。

カンボジアの観光地

アンコールワット

アンコールワットは国旗にも描かれている、有名な寺院ですよね。知らない人は、いないんじゃないかと思います。アンコールワットは12世紀前半にクメール王朝の王様、スーリヤヴァルマン二世によってヒンドゥー協寺院として建てられました。壁にはインドの神話、マハーバーラタとラーマーヤナがレリーフされており見る人を圧倒するそうです。12世後半にはジャヤヴァルマン7世が仏教を厚く信仰するようになり仏教寺院として使われるようになりました。

アンコールトム

アンコールトムはアンコールワットの北に位置する巨大な城郭都市の遺跡で特に中央のバイヨン寺院が有名です。アンコールトムは都市で壁や堀に囲われており、近くにはバライと呼ばれるため池があります。昔の人頭良いな～。

プノンペン

プノンペンはカンボジアの首都であり、228万人の人口を誇るカンボジアの最大都市です。経済成長が進んでいるカンボジアを象徴するようにたくさんの高層ビルが建てられています。また若者でにぎわうナイトマーケットもぜひ行くべきでしょう。いろいろなものが買えます！

キリングフィールドandトゥールスレン虐殺博物館

キリングフィールドはポルポト政権（クメールルージュ）の時にしようされた処刑場の跡地です。人(赤ちゃん）を殺すために使っていた木などがあります。この処刑場だけで二万人もの人を処刑したそうです。

トゥールスレン虐殺博物館はクメールルージュの悲惨な歴史を知ることができる博物館です。様々な拷問器具、処刑に使った道具が見ることができます。この建物はもともと高校でしたがクメールルージュはここを尋問と拷問の場所として使いました。拷問は「私は反革命分子です」というまで続けられたそうで、みんな処刑されるためにこのセリフを言ったそうです。

クロマーの魅力

クロマーはカンボジアの伝統的な布で万能布と言われています。実は僕もこのクロマーを持っています！めちゃくちゃ触り心地が良くて風呂敷のようにしたり、水筒に巻いたり様々な使い方が良くてとても気に入っています。学校で京都に研修へ行った際、社会のクイズの賞品として国際関係学部の人からいただきました！