ナチスドイツ最悪の幹部を5人紹介します!

今日は悪名高きナチスドイツの幹部を紹介します。ナチスドイツというとアドルフヒトラー総統がすぐに思い浮かびますが、ナチスドイツの幹部も総統と同等かそれ以上にナチスドイツに影響を及ぼしました。今日はそんなナチスドイツの幹部のうち特に重要で悪いことをした五人を紹介します。ぜひ最後まで見ていってください!

目次

1、SS長官ハインリヒ・ヒムラ―

ハインリヒヒムラ―はナチス党の組織、親衛隊(SS)の長官です。親衛隊は国内の治安維持と諜報、戦争後期は戦争にも参加していた組織です。そんな親衛隊の長官であるハインリヒ・ヒムラ―はヒムラーは、ナチス・ドイツのイデオロギーである優生学を徹底的に実行しユダヤ人絶滅を計画・実行した主要人物の一人です。彼は、アウシュヴィッツをはじめとする数多くの絶滅収容所を建設し、大量虐殺を組織的に行いました。また、ロマ、同性愛者、障害者など、ナチスが「劣等人種」とみなした人々に対する迫害も主導しました。また彼はかなりのオカルト好きでヴェヴェルスブルク城という中世のお城に親衛隊の拠点を建設しオカルトの研究をそこでしていました。

2、SD長官ラインハルト・ハイドリヒ

ファイル:Bundesarchiv Bild 146-1969-054-16, Reinhard Heydrich.jpg

ラインハルトハイドリヒは親衛隊の秘密警察ゲシュタポの長官や親衛隊諜報部(SD)の長官を務めた人物です。彼はその冷酷さから「金髪の野獣」と呼ばれていました。ハイドリヒは、その高い知性と冷徹な性格を活かし、ナチス党の組織強化やユダヤ人迫害に大きく貢献しました。彼は、アインザッツグルッペンと呼ばれる機動殺害部隊を組織し、大量虐殺を指揮しました。ハイドリヒは党内でも監視をしており党員は彼を恐れていました。彼はソ連に対し工作を行ったことでも有名です。彼はチェコスロバキア政府を通じてスターリンにソ連でクーデターが起こるという偽情報を流しました。これによって赤軍大粛清が起き、優秀なミハイル・トゥハチェフスキーなども粛清されてしまいました。彼の冷酷な行為は、抵抗勢力から目をつけられることとなり、1942年、チェコ・プラハでチェコ人レジスタンスによって暗殺されました。

3、ユダヤ人虐殺の張本人、アドルフ・アイヒマン

アドルフ・アイヒマンは、ナチス・ドイツにおいて「ユダヤ人問題の最終的解決」と呼ばれる、ヨーロッパのユダヤ人を大量虐殺する計画の中心人物の一人でした。彼は、親衛隊の一員として(ハイドリヒ↑に採用された)ゲシュタポのユダヤ人移送局長官を務め、数百万人のユダヤ人を強制収容所へと移送する作戦を指揮しました。アイヒマンは、単なる実行犯ではなく、計画立案にも深く関与し、その冷徹な効率性と組織力によって大規模な虐殺を可能にしました。彼は、鉄道のダイヤグラムのように緻密に計算された移送計画を立て、ヨーロッパ各地からユダヤ人を集めアウシュヴィッツなどの絶滅収容所へと送り込みました。第二次世界大戦後、アイヒマンはアルゼンチン(元ナチ党員がよく行っていた)に逃亡し身分を隠して暮らしていました。しかし、1960年にイスラエルの諜報機関モサドによって発見され、イスラエルに連行されました。1961年、エルサレムで開かれた裁判では、アイヒマンは数々の罪状で起訴され最終的に死刑判決を受けました。

4、ヒトラーの後継者ヘルマン・ゲーリング

ヘルマン・ゲーリングは第一次世界大戦でエースパイロットして名をはせたのち、アドルフヒトラー・に惹かれ初期からナチ党に入党した人物です。彼は空軍総司令官、プロイセン州首相、航空相、ドイツ経済相など絶大な権力をナチ党内で持っていました。第二次世界大戦が始まると、ゲーリングは、ドイツ空軍の近代化を進めました。しかし、イギリス戦やスターリングラードでの空輸の失敗などいくつかの作戦で失敗し、ヒトラーからの信頼を失っていきました。最終的にかなり権力は落ちてしまったもののドイツの降伏の直前、ヒトラーから後継者指名を受けました。ゲーリングはモルヒネ中毒で太っていたことから「モルヒネデブ」というあだ名があります。

5、宣伝大臣、ヨーゼフ・ゲッベルス

ヨーゼフ・ゲッベルスは、ナチス・ドイツにおいて、その巧みなプロパガンダで知られる政治家でした。彼は、アドルフ・ヒトラーの信頼厚い側近の一人であり、国民啓蒙・宣伝大臣として、ナチス政権の宣伝活動を指揮しました。ゲッベルスは、優れた演説家であり、大衆心理を巧みに操ることで、ナチス党の思想を国民に浸透させました。ラジオや映画など、当時のマスコミ(映画など)を最大限に活用し、ナチス党の政策を正当化し、敵対勢力を貶めるプロパガンダを展開しました。ゲッベルスの手法も現代の広告でも使われているといわれています。彼はドイツが徐々に劣勢になっていたころ「総力戦演説」を行ったことで有名です。総力戦演説は大成功しスポーツ宮殿内は完成にあふれました。彼は最終的にドイツの降伏の直前、家族とともに自殺しました。

まとめ

ナチスドイツの幹部は優秀な人が多い(ゲーリングは微妙)ですが、みな方向性が間違っており悪い方向に優秀さを使ってしまったのだなと思いました。優秀さは良い方向、人助けに使うべきだと思いました。このブログでは世界の国や都市を中学生が紹介するのでぜひ他の記事も見ていってください!

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