今日はユーラシア大陸最西端の国、ポルトガルについて紹介します!ポルトガルは長い歴史によって生まれた文化や建造物が素晴らしい国です。ぜひ最後まで見ていってください!
目次
ポルトガルの基礎情報
首都 | リスボン |
人口 | 1022万人 |
通貨 | ユーロ |
言語 | ポルトガル語 |
ポルトガルの歴史
古代・中世
紀元前2世紀頃: フェニキア人が交易拠点として入植する
紀元前1世紀: ローマ帝国がイベリア半島を支配する
5世紀: 西ゴート王国が建国されイベリア半島を支配する
8世紀: イスラム教のウマイヤ朝がイベリア半島を征服する
11世紀: キリスト教勢力によってレコンキスタ(国土回復運動)が行われる
1143年: イスラム教が追い出されたイベリア半島にポルトガル王国が誕生する
大航海時代
15世紀: エンリケ航海王子の支援によってポルトガル王国ではアフリカ大陸探検が盛んになる
1488年: バルトロメウ・ディアスが喜望峰に到達する
1498年: バスコ・ダ・ガマがインド航路開拓する
1500年: ペドロ・アルヴァレス・カブラルがブラジルを発見する
16世紀: ポルトガルは世界初の海洋帝国を築き、莫大な富を得る
近現代
1580年: 様々な問題からスペインに併合される
1640年: ポルトガル革命によってスペインから独立する
19世紀: 植民地であったブラジルが無血で独立する
20世紀: 第一次世界大戦ではドイツに宣戦布告するも第二次世界大戦では中立を選ぶ
1974年: カーネーション革命でエスタド・ノヴォによる独裁政権が崩壊し民主化する
1986年: 欧州連合に加盟する
ポルトガルの経済
ポルトガルのGDPランキングは49位でカザフスタンやペルーと同じくらいの順位です。ポルトガルの産業はサービス業、観光業、農業で特に観光業は国の主要な産業です。ポルトガルは失業率が高く2023年は7%を超えています。また経済状況が悪かったことからPIGS(ポルトガル・イタリア・ギリシャ・スペイン)と呼ばれヨーロッパのお荷物呼ばわりされています。近年はそれなりに経済成長もしているようです。ちなみにポルトガルはコルクの生産量が世界一位です!
ポルトガルの観光地
ペーナ宮殿/リスボン
ぺーナ宮殿はリスボン近郊の町、信徒らにあるかわいらしい宮殿です。ペーナ宮殿は、1836年に女王マリア2世の王配フェルナンド2世によって建てられました。ぺーナ宮殿のあるシントラという町は全体が世界遺産に登録されています。ポルトガルに訪れたらぜひぺーナ宮殿に行ってみてください!私の好きなお城ランキング5位です!
ジェロニモス修道院/リスボン
ジェロニモス修道院は、首都リスボンのベレン地区にある世界遺産に認定された修道院です。この修道院はバスコ・ダ・ガマやエンリケ航海王子など、大航海時代の英雄を称えるために建てられたそうです。修道院の豪華な装飾はスパイス貿易によって得たと富によって作られたそうです。この修道院は15世紀ごろに流行したマヌエル様式(15世紀後半から16世紀のポルトガルで流行した建築様式)の最高峰と呼ばれています。太陽の沈まぬ国と言われた当時のポルトガルの繁栄が伝わってきますね。
ベレンの塔/リスボン
ベレンの塔は、テージョ川の河口を守る城塞として作られた建造物です。ベレンの塔は、ポルトガルの国定記念物にも指定されており、テージョ川の貴婦人という別名を持つリスボンのシンボルです。ベレンの塔は、ジェロニモス修道院と同じくマヌエル様式で建築されています。城塞なのに上品な装飾が施されているんですね。
サン・ジョルジェ城/リスボン
サン・ジョルジェ城はリスボンの中心地にあるお城です。このお城は記録によれば紀元前2世紀頃から城塞化されていたことが分かっているとても歴史のあるお城で1255年にはポルトガル王室の王宮になるなどポルトガルの歴史の中心的な場所となっています。丘の上に立てられた城壁は、現在は公園として使われており、リスボンの美しい街並みを一望することができます。
アルファマ地区/リスボン
アルファマ地区は、サン・ジョルジェ城を中心として広がるリスボンの旧市街です。アルファマ地区ケーブルカーや路面電車が細い路地を上っていくメルヘンな景色や歴史的な建物、美味しいポルトガル料理を楽しめるレストランなどとても魅力的なスポットです。この路面電車レトロで素敵ですねえ。
サンタ・ジュスタのエレベーター/リスボン
サンタ・ジュスタのエレベーターは、急こう配のあるルモ通りにあるリフト式エレベーターです。サンタ・ジュスタのエレベーターはカルモのリフトとも呼ばれており、カルモ広場とバイシャ・ポンバリーナ(リスボン地震後に作られたエリア)をつないでいます。エレベーターの高さ45メートルで、最上階には街並みを眺められるテラスが設置されています。テラスからはリスボンの美しい景色が眺められるそうです。
サン・ベント駅/ポルト
サン・ベント駅は、1916年に開業した、世界で最も美しい駅の一つとも言われている駅です。この駅の美しいポイントは美しいアズレージョ(イスラム教徒によってもたらされた青と白のタイル)だそうでタイルにはさまざまな絵が描かれています。サン・ベント駅はポルトガル第二の都市であるポルトの主要駅としてポルトガル各地を結ぶ鉄道が発着しています。
ドン・ルイス1世橋/ポルト
ドン・ルイス1世橋は、1886年に完成したドウロ川にかかる橋です。この橋はポルト歴史地区の一部としてユネスコ世界遺産に登録されておりポルトのシンボルとなっています。ポルトの美しい街並みと少し無骨だけれども上品さのあるドン・ルイス1世橋がとても似合っていて美しいです。
旧市街/ポルト
ポルトにも旧市街はありまして、様々な教会や歴史ある住宅など多くの観光地が詰まっています。クレリゴス教会やグレゴリスの塔、ポルト大聖堂がこの旧市街の主な見どころです。グレゴリスの塔の上からはポルトの美しい街を眺めることができるのでぜひ行ってみてください!
まとめ
ポルトガル、とても魅力的な国ですね。行ってみたくなりました。最後まで見てくれてありがとうございます。このブログでは世界の国や都市を中学生が紹介するのでぜひ他の記事も見てみてください!
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