今日は東南アジア最貧国、ラオスについて紹介します。最貧国というと、とても貧しい感じがしてしまいますが、ラオスはとても魅力的な国です。ぜひ最後まで見ていってください!
目次
ラオスの基礎情報
首都 | ヴィエンチャン |
人口 | 約740万人 |
通貨 | キープ |
言語 | ラオ語 |
ラオスの歴史
ラオスの歴史は、紀元前2世紀頃にさかのぼります。この頃、ラオスはインドの文化の影響を受けながら、メコン川流域を中心に発展してきました。その後、モン、クメール、タイなどの王朝の支配下となりましたが、いずれもラオスは独立した王国を形成することはできませんでした。
1893年、フランスはラオスを保護国として支配下に置きました。フランス統治下において、ラオスはインフラ整備が進められ、経済が発展しました。しかし、フランスの支配に反発する民族主義運動も高まりました。
1945年、第二次世界大戦の終結を受けて、ラオスは独立を宣言しました。しかし、その後、フランスとラオスの間で独立をめぐる戦争が勃発しました。この戦争は、1954年のジュネーヴ協定によって終結し、ラオスは完全独立を達成しました。
しかし、独立後も、ラオスは内戦に突入しました。内戦は、1975年に、共産主義勢力が勝利するまで続きました。
1975年、共産主義勢力は内戦に勝利し、ラオス人民民主共和国が成立しました。ラオス人民民主共和国は、社会主義国家として、計画経済を推進しました。しかし、計画経済の行き詰まりから、1986年には、市場経済化への改革が開始されました。
現代のラオスは、市場経済化の改革により、経済成長を遂げています。しかし、経済成長の恩恵が均等に行き渡っておらず、貧困や格差が問題となっています。また、政治的には、一党独裁体制が続いています。
ラオスの経済
ラオスのGDOは世界137位で亜細亜最貧国ともいわれています。その理由として、ラオスは1975年から社会主義体制が続いていたこと、アメリカ軍がベトナム戦争の際落とした爆弾の不発弾がいまだに多くあることから、長い間経済の発展が進まなかったことがあるそうです。。現在、ラオスの経済は大きく成長しています。ラオスの産業は農業、鉱業などの一次産業がメインです。コーヒーの生産は世界11位の規模なんだそうです。最近では中国の支援で、中国の昆民市とヴィエンチャンを結ぶ鉄道ができました。
ラオスの観光地
ラオスの観光地のほとんどは北部にある町全体が世界遺産に登録されている、古都ルアンパバーンにあります。ルアンパバーンは日本ではまだニッチな観光地ですが
ワットシェントーン・ルアンパバーン
ワットシェントーンは世界遺産のラオスの古都、ルアンパバーンのシンボルともいわれる16世紀に建立された寺院です。ワットシェントーンは個性的な屋根や、遠くから見た時の美しい姿が見所です。
クアンシーの滝・ルアンパバーン
クアンシーの滝はルアンパバーン市街から少し離れたところにある滝でエメラルドグリーンの滝つぼがとても神秘的な滝です。この滝では見るだけでなく滝を登ったり木から水にダイブしたりなど体を使ったアクティビティもすることができます。せっかく来たなら滝登りしたいですよね。
パークウー洞窟 ・ルアンパバーン
この洞窟はルアンパバーンにあるメコン川を上流にさかのぼったところの絶壁にある洞窟です。中には大量の仏像がありエキゾチックなThe東南アジアのような景色を見ることができます。洞窟の周りの風景も水墨画の世界のようでとてもきれいだそうです。
ナイトマーケット・ルアンパバーン
これまたルアンパバーンなんですが、ルアンパバーンの中心部では夜になるとマーケットが開かれます。このマーケットではお土産を買ったり地元の料理を楽しむことができます。
ブッダ パーク・ヴィエンチャン
仏陀パークには多くの仏像(ヒンズー教の像も)が200体以上ありますが、新人が作ったアンバランスなB級の仏像もあるそうです。仏像はコンクリート製のため作られてまだ60年なのに味のある感じになってしまっています。個性的で面白い公園ですね。ゆるさをかんじます。
パトゥーサイ・ヴィエンチャン
パトゥーサイはラオスで長年続いた内戦の終結を記念して建てられた凱旋門。世界一何もない首都と言われるヴィエンチャンのシンボル的な建物です。しかし、建設時財政が微妙だったことから少々空いてるスペースがあったり老朽化してる部分もあります。まあ、僕はそういうのに惹かれちゃうんですけどね。パトゥーサイには2階があり、世界一何も首都を一望できます。
タートルアン
タートルアンは、ラオス最高峰の寺院とされており国の国章にも描かれています。特徴的なのは仏塔で金色が夕陽に輝くと綺麗です。ラオス、ヴィエンチャンにきたら訪れたいスポットです。
日本からのアクセス
ハノイノイバイ国際空港などを経由して行くらしいです。
まとめ
ラオスは美しい風景、仏教と生活の密接な関係が残っている(托鉢など)点が評価され過去にはニューヨークタイムズの一生に一度は行ってみたい区に選ばれたこともあります。面白い国なのでお金と時間に余裕のある方はぜひ行ってみてください!
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