今日はアメリカの五大湖周辺のエリア、いわゆるラストベルト(さび付いた工業地帯)にある大都市を紹介したいと思います。ラストベルトはかつてアメリカ産業をけん引したものの現在では衰退しさびれてしまいました。ラストベルトにはミシガン州、ウィスコンシン州、イリノイ州、インディアナ州、オハイオ州、ペンシルベニア州、ニューヨーク州の一部が入ります。興味深い内容になっているはずなのでぜひ最後まで見ていってください!
目次
デトロイト/ミシガン州
デトロイトは、かつてBIG3と呼ばれる自動車会社(フォード、GM、クライスラー)が本社を置きアメリカの自動車産業の中心地として栄華を極めた都市です。しかし、20世紀後半からの製造業の海外移転や、都市衰退といった問題に直面し、ラストベルトの象徴として知られるようになりました。かつては全米四位の人口、180万人以上がいましたが現在は人口63万人にまで減ってしまいました。デトロイトが衰退した理由として日本車の普及、黒人白人の対立による白人の郊外移住、工場の海外移転工場の機械化などがあげられます。デトロイトは人口の減少によって経済破綻し、公共サービスが不十分になったり治安が超悪化してしまいました。大変ですね。
フリント/ミシガン州
ミシガン州フリントは、かつてアメリカ自動車産業によって栄えた都市です。フリントはGMの創業地として知られGMの向上によって栄えていました。しかしデトロイト同様、アメリカ自動車産業の衰退によってフリントのGM工場は閉鎖し町は衰退してしまったのです。また2014年には水道水が鉛で汚染される事件も発生しました。
ミルウォーキー/ウィスコンシン州
ミルウォーキーは、かつて製造業によって栄えた都市です。五大湖に面し、豊富な水運と鉄道網を有していたミルウォーキーは、19世紀後半から20世紀中頃にかけて、自動車、重工業、食品加工業などの製造業が盛んに発展しました。ミルウォーキーはドイツ系住民が多いためビールの醸造も盛んです。ミュンヘン、札幌とならび北緯43度に位置しているビール都市として有名です。
シカゴ/イリノイ州
シカゴはイリノイ州にあるアメリカ第三の都市です。シカゴはラストベルトの地域に含まれていはいますが、他の地域ほど産業は衰退していません。シカゴはシカゴ大火災のあと世界で最初に摩天楼が建設された都市として有名で現在でもニューヨークについでアメリカで二番目に摩天楼が広がる都市となっています。シカゴはアメリカのなかにあるアメリカ第三の都市です。シカゴはラストベルトの地域に含まれていはいますが、他の地域ほど産業は衰退していません。シカゴはシカゴ大火災のあと世界で最初に摩天楼が建設された都市として有名で現在でもニューヨークについでアメリカで二番目に摩天楼が広がる都市となっています。シカゴはアメリカのなか
インディアナポリス/インディアナ州
ンディアナポリスは、かつてアメリカの自動車産業で栄えた都市です。しかし、20世紀後半からの製造業の海外移転などにより、多くの工場が閉鎖され、都市は深刻な経済危機に陥りました。この現象は、アメリカ中西部地域で広範囲に起こり、「ラストベルト」と呼ばれる産業衰退地帯の典型例となりました。インディアナポリスでは人民寺院というカルト教団も生まれましたね。
シンシナティ/オハイオ州
シンシナティは、アメリカ合衆国オハイオ州南西部に位置する都市です。ミシシッピ川と五大湖を結ぶ交通の要衝として発展し、古くから商業都市として栄えてきました。シンシナティは、18世紀後半にフランス人によって設立されました。ドイツ系移民も多く、ドイツ文化の影響が色濃く残っています。
コロンバス/オハイオ州
オハイオ州の中心部に位置するコロンバスは、州都でありながら、活気あふれる中西部の都市として知られています。かつては製造業が盛んでしたが、衰退してしまいました。コロンバスの経済は多岐にわたっており、製造業に加えて、金融、保険、医療、教育、そして近年注目を集めているテクノロジー分野が大きな柱となっています。特に、インテルが巨大な半導体工場を建設することを発表し、さらなるテクノロジー産業の発展が期待されています。
クリーブランド/オハイオ州
オハイオ州北東部に位置するクリーブランドは、かつては鉄鋼業や自動車産業で栄えた工業都市として知られていました。19世紀後半から20世紀前半にかけて、クリーブランドはアメリカの工業地帯の中心地として繁栄しました。しかし、20世紀後半の産業構造の変化に伴い、従来の基幹産業は衰退。都市は深刻な経済危機に見舞われました。
エリー/ペンシルベニア州
ペンシルベニア州北西部に位置するエリーは、五大湖の一つ、エリー湖に面した都市です。かつては鉄鋼業や製造業が盛んで、アメリカ中西部の工業地帯として栄えていました。しかし、20世紀後半からの産業構造の変化に伴い、これらの産業は衰退し、エリーもまたその影響を大きく受けました。
ピッツバーグ/ペンシルベニア州
ペンシルベニア州ピッツバーグは、かつては鉄と鋼の産業で栄えた都市です。19世紀後半から20世紀前半にかけて、ピッツバーグはアパラチア山脈の石炭とメサビ鉄山で取れた鉄を使いアメリカにおける鉄鋼生産の中心的な役割を担い、その繁栄を築きました。しかし、20世紀後半の産業構造の変化に伴い、鉄鋼産業は衰退の一途を辿りました。
産業の衰退は日本も人ごとじゃないかもね。こういう廃墟っぽい都市も味があっていいなと思う、、、。