世界最悪の独裁者10選【世界史】

今日は世界最悪の独裁者10選を紹介します。世界史オタクの中三の主観ですが、わかりやすく紹介するのでぜひ最後まで見ていってください！なお独裁者は近代以降の人物とします。ランキングではないので誰が一番悪いとかはありません。

1、アドルフ・ヒトラー

アドルフ・ヒトラーは第二次世界大戦を引きおこしたドイツの独裁者です。ヒトラーは国民社会主義ドイツ労働者党（ナチス）の指導者となり、選挙で勝利し総統となりました。ヒトラーは巧みな演説によって多くの人を魅了しハイルヒトラー（ヒトラー万歳）という掛け声とナチス式敬礼ともに国民は熱狂しました。ヒトラーやナチスはユダヤ人を敵とし600万人以上を虐殺しました。アウシュビッツ強制収容所はとても有名です。独ソ戦においてドイツが破れ、第二次世界大戦で配線が確実になるとヒトラーは自殺しました。

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2、ヨシフ・スターリン

ヨシフ・スターリン（鋼鉄の男という意味）はソ連のレーニンの次の指導者です。スターリンはレーニンに名指しで後継者に向いてないといわれるも、ライバルのトロツキーなどを暗殺しソ連ナンバーワンになりました。しかし人間不信であったこと、パラノイア（妄想）により多くの無実の人が粛清（数百万人）されました。スターリンは五か年計画という農民から穀物を安く買い工業化するというプロジェクトも行いました。これによりソ連は工業国になったもの穀倉地帯であるウクライナでは飢餓輸出が行われ450万人が餓死（ホロドモール）しました。五か年計画は多大な犠牲が生まれたものの一定の成果はありました。第二次世界大戦では多大な犠牲（死者2000万人以上）を払いながらもソ連は勝利しました。評価に差がある独裁者です。

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3、毛沢東

毛沢東は中国共産党の指導者で中華人民共和国建国（1949年）の父として知られる独裁者です。彼は中国を建国した後、大躍進政策という農業と工業を発展させようとする政策を行いましたが大失敗。多数の餓死者（4500万人）が生まれました。毛沢東は大躍進政策の失敗によって権威が下がってしまったため、文化大革命というやばい運動を起こしました。文化大革命では紅衛兵と呼ばれる若い人が中国の歴史的な建造物を破壊したり多くの人を処刑しました。文化大革命によって数百万人ー数千万人が死にました。毛沢東は人類史上もっとも人を殺した男として有名です。彼は女好きだったそうです。

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4、ポルポト

ポルポトはカンボジア虐殺を行った独裁者です。1968年のカンボジアではいろいろあってクメールルージュというポルポトが指導する共産主義勢力が国を支配していました。ポルポトは原始共産主義という階級や私有財産の存在しない世界を夢見て様々な狂気の政策を行いました。まず彼は首都であり大都市のプノンペンの人たちを農村に移住させました。そして学のあるものは全員殺されました。学のあるものというのは教師、眼鏡をかけている人（？）、時計が読める人、文字が読める人などが含まれました。ポルポトによって国民の4分の1（200万人以上）が虐殺されました。クメールルージュはベトナム軍が侵攻したことをきっかけに崩壊しポルポトは1998年に心臓発作で死にました。

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5、ニコラエ・チャウシェスク夫妻

ニコラエ・チャウシェスクは冷戦期のルーマニアの独裁者です。チャウシェスクはルーマニア共産党の指導者としてソ連崩壊まで国を支配していました。また、ニコラエ・チャウシェスクの妻、エレナ・チャウシェスクもルーマニアでかなりひどいことを行っていたので二人とも紹介します。チャウシェスク夫妻はソ連とも西側諸国とも仲良くする方針をとるなど、最初はルーマニアのために政治を行っていました。しかしエレナ・チャウシェスクは人口が増えればいいという安直な発想のもと、中絶や避妊を禁止しました。すると育児放棄などによりルーマニアは孤児であふれかえりました。彼らはチャウシェスクの落とし子と言われています。また国の財政が悪化し破綻寸前にもかかわらず国民の館というばかでかい箱モノを作るなどひどい政治を行いました。彼らは金日成と毛沢東の妻、紅青に影響を受けたといわれています。チャウシェスク夫妻はソ連崩壊により起きたルーマニア革命により銃殺されました。

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6、サダム・フセイン

サダムフセインは1970年代ー2000年にかけてイラクを支配した独裁者です。サダムフセインの支配下では厳しい弾圧が行われました。またイランイラク戦争や湾岸戦争を引き起こした独裁者としても知られています。サダムフセインは、1957年にバアス党に入党し、急速に台頭しました。1968年のクーデターで政権を掌握し、1979年には大統領に就任しました。

7、イディ・アミン

イディアミンは1970年代にウガンダを支配した独裁者です。彼はウガンダで独裁政治を敷く中で数十万人の国民を虐殺しました。殺された人には少数民族や知識人などが含まれています。イディアミンはこのことから「黒いヒトラー」や「アフリカで最も血にまみれた独裁者」と称されました。またイディアミンは巨漢だったことでも知られておりウガンダのボクシングヘビー級のちゃんっぴおんになったこともあるそうです。面白いですね。

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8、ロバート・ムガベ

ロバート・ガブリエル・ムガベは、1980年から2017年までジンバブエの大統領を務めた政治家です。彼はジンバブエ独立の英雄とみなされる一方で、人権侵害や経済政策の失敗で批判されています。ムガベは白人農民から土地を没収しました。その後、経済政策の失敗によりハイパーインフレが発生しました。ムガベは反対派を弾圧し、言論の自由を制限しました。

９、レオポルド二世

レオポルド二世は19世紀後半から20世紀にかけてベルギーの国王だった人物です。彼はベルギーの植民地としてコンゴ自由国を設立しました。しかしコンゴ自由国ではノルマを達成できなかった人が手頸を切断されるなど残虐非道な支配が行われていました。一方ベルギーの経済成長には貢献しました。コンゴ自由国、皮肉のような名前ですね。

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10、金正日

金正日は朝鮮民主主義人民共和国二代目の指導者です。金正日が北朝鮮を支配していた時代、日本人が拉致されたり大規模な飢饉（ソ連崩壊も原因）が起こりました。またラングーン事件や大韓航空爆破事件などのテロ行為も行いました。二代目、三代目まで独裁が続いてる北朝鮮ってめちゃすごいですよね。

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まとめ

個人的にはポルポトが一番やばい独裁者だと思いました。国を発展させたわけでもなくただ国民が死んだだけですし、後世まで悪影響が続いています。またあまり有名でないチャウシェスク夫妻もかなりやばいと思いました。最後まで見てくれてありがとうございます。このブログでは世界の国や都市を中学生が紹介するのでぜひ他の記事も見てみてください！