世界鉄鋼メーカーランキングTOP10【2023】

今日は、世界の鋼鉄を作るメーカーのランキングを紹介したいと思います。USスチールの買収問題とか話題になってますしね。それぞれの企業を詳しく解説するのでぜひ最後まで見ていってください!

目次

1、中国宝武集団

undefined

中国宝武鋼鉄集団(China Baowu Steel Group)は、中華人民共和国に本拠を置く世界最大の鉄鋼メーカーです。粗鋼生産量において長年世界トップの座を維持しており、中国の鉄鋼産業を牽引する重要な役割を担っています。2016年12月、宝山鋼鉄集団と武漢鋼鉄集団という二つの巨大企業が合併し、宝武鋼鉄集団が誕生しました。その後も、馬鞍山鋼鉄や太原鋼鉄といった他の大手鉄鋼メーカーとの統合を重ね、規模を拡大させました。

2、アルセロールミタル

undefined

アルセロール・ミタルは、ルクセンブルクに本社を置く世界最大級の鉄鋼メーカーです。2006年に、当時世界首位だったミタル・スチール(オランダ)が、同2位のアルセロール(ルクセンブルク)を買収・統合して誕生しました。アルセロールの前身は1911年に設立されたルクセンブルクの企業に遡ります。一方、ミタル・スチールはインド人実業家ラクシュミ・ミタルが1976年にインドネシアで創業した企業です。この東西の巨大企業が統合したことで、グローバルな鉄鋼産業における圧倒的な存在感が確立されました。世界60か国で事業を展開しており、ヨーロッパとアメリカが事業の中心エリアです。

3、鞍钢集団

Ansteel - yonyou

鞍鋼集団(あんこうしゅうだん、Ansteel Group Corporation Limited)は、中華人民共和国の遼寧省鞍山市に本拠を置く大手鉄鋼企業です。中国有数の鉄鋼メーカーであり、世界的に見ても上位に位置する粗鋼生産能力を誇ります。その歴史は古く、満州国時代の昭和製鋼所を母体として、1948年に成立しました。当初は鞍山鋼鉄公司という名称でしたが、その後、本溪鋼鉄との統合や再編を経て、現在の鞍鋼集団となりました。傘下には鞍山鋼鉄股份有限公司(鞍鋼)と攀鋼集団有限公司(攀鋼)という二つの主要な鉄鋼企業を擁しています。

4、日本製鉄

undefined

日本製鉄(にっぽんせいてつ)は、日本最大手、世界でもトップクラスの鉄鋼メーカーです。戦後の復興期、高度経済成長期を通して、日本製鉄は日本の基幹産業である鉄鋼の安定供給を担い、自動車、造船、建設など、様々な産業の発展を支えました。技術革新にも積極的に取り組み、高炉の大型化や連続鋳造技術の導入など、生産性の向上と品質の向上に貢献しました。2012年には、住友金属工業との経営統合により新日本製鐵株式会社が発足し、その後、2019年に現在の日本製鉄株式会社に社名を変更しました。

5、河北鋼鉄集団(HBIS)

...

河北鋼鉄集団有限公司(HBIS)は、中華人民共和国河北省石家庄市に本拠を置く、巨大な鉄鋼企業グループです。2008年に、唐山鋼鉄集団(唐鋼)と邯鄲鋼鉄集団(邯鋼)という河北省の二大鉄鋼企業が再編統合して発足しました。この統合により、HBISは中国国内最大規模、そして世界でも有数の粗鋼生産量を誇る鉄鋼企業へと成長を遂げました。

6、江蘇沙鋼集団

Jiangsu Shagang (Group) Company Limited (Initial Issuer Report) - Lianhe Global | 聯合國際

江蘇沙鋼集団有限公司(こうそしゃこうしゅうだん Jiangsu Shagang Group)は、中華人民共和国江蘇省張家港市に本拠を置く、中国最大の民間鉄鋼企業です。略称は沙鋼(シャーガン)。国有企業が多数を占める中国鉄鋼業界において、民営企業として確固たる地位を築き、国内外で大きな影響力を持っています。

7、ポスコホールディングス

undefined

POSCO(ポスコ、旧浦項総合製鉄)は、韓国を代表する鉄鋼メーカーであり、世界でも有数の規模を誇ります。1968年に国営企業として設立され、日本の資本・技術導入を受けて成長を遂げました。2000年に完全民営化され、現在の名称に変更されました。本社は韓国東部の浦項市に位置しています。

8、建龍集団

Jianlong group-Our customers-Zhejiang Tianma Bearing Group Co., Ltd.

建龍集団(建龍重工集団、Jianlong Group)は、中国の主要な鉄鋼企業の一つであり、民間企業としては上位に位置しています。粗鋼生産量で世界の上位にランクインしており、中国の鉄鋼業界において重要な役割を果たしています。

9、首鋼集団

未定義

首鋼集団(Shougang Group)は、中国を代表する鉄鋼メーカーの一つであり、その歴史は1919年に遡ります。当初は石景山鉄鉱所で始まり、その後、中華人民共和国の工業化を支える重要な役割を果たしてきました。北京に拠点を置き、鉄鋼業を中心に、鉱業、機械、電子、都市インフラ建設、不動産、金融など多岐にわたる事業を展開する巨大企業グループです。

10、タタ・スチール

undefined

タタスチール(Tata Steel Limited)は、インドのマハーラーシュトラ州ムンバイに本社を置く、インド最大の民間鉄鋼会社です。タタ財閥の中核企業として、インド経済の発展に大きく貢献してきました。タタスチールは、インド国内はもちろんのこと、タイ、ベトナム、イランなどにも子会社を展開し、グローバルな事業展開を行っています。2007年には、イギリス・オランダ系のコーラス・グループを買収し、世界有数の製鉄会社としての地位を確立しました。

参照→https://worldsteel.org/data/top-producers/

まとめ

最後まで見てくれてありがとうございます。中国の製鉄会社が世界的に影響力を持っていることがよくわかりました。USスチールの件でのアメリカは自由な経済活動を抑止しているように感じます。アメリカという資本主義で自由がモットーの国なのですから、名前にUSがつくだけで買収を阻止するというのは良くないことだと私は思います。また、日本とアメリカが、今はロシアや中国に対して団結しているだけで決して、ライバルではないというわ家ではないんだなと感じました。不思議な同盟関係ですね。

インド1の財閥、タタ・グループってどんな会社? 世界の国人口ランキングTOP20【2025年】 インドの都市人口ランキングTOP50【2024年】

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA