帝国の面積ランキングTOP5【世界史】

今日は歴史上特に面積の大きかった帝国を5つ紹介します。ロマンがあって興味深い国ばかりなのでぜひ最後まで見てください!

目次

帝国とは

帝国とは一般的に皇帝のいる中央集権的な国家のことを指します。帝国は近代以前のメジャーな国家体制であり、世界中にに多種多様な帝国が生まれ滅びてきました。帝国の発祥は現在のイランで生まれたペルシャ帝国だと言われています。今回紹介する巨大な帝国たちは帝国主義という考えを持っています。帝国主義とは、自国の利益を最大化するために、政治的、経済的、軍事的に他の国々を支配し、その領土や資源を我が物にしようとする思想や政策のことです。19世紀後半から20世紀初頭にかけて、ヨーロッパの国が中心となってアジア、アフリカ、南アメリカなどを植民地化していきました。

5、大清帝国

清の国旗

大清帝国は、中国の歴史において最も長く続いた王朝の一つです。1644年に満州族の清によって明が滅ぼされ、清が中国全土を統一して成立しました。清は、強力な中央集権体制を確立し、多民族国家としての基礎を築きました。清の時代には、経済は繁栄し、文化も大きく発展しました。特に、康熙帝や乾隆帝の治世には、中国は世界有数の強国として名を馳せていました。しかし清はイギリスにアヘンを売られ(イギリスはお茶を清から買い、銀で支払っていたが銀が不足したためアヘンで支払った。清は銀以外ものは国で賄えていた。)国が衰退。アヘン戦争でイギリスに敗北し西欧の国々に半植民地化されてしまいました。最終的に清は辛亥革命によって滅びてしまいました。大清帝国は現在の中華人民共和国の領土に加え台湾、モンゴル、現在はロシアの外満州、中央アジアという広大な領土を誇っていた。

4、スペイン帝国

スペインの国旗

スペイン帝国はアラゴン王国とカスティーリャ王国が合併し生まれたスペイン王国が発祥です。スペイン帝国は1492年の新大陸発見により新大陸(主に南アメリカ)に植民地を建設し、莫大な量の金銀をヨーロッパに持ち帰りました。この富は、ハプスブルク家の繁栄を支え、スペインはヨーロッパの覇権国家としての地位を確立しました。南アメリカではインカ帝国やアステカ帝国がスペインによって滅亡させられました。また疫病がヨーロッパから持ち込まれたことで先住民の大半が死にました。そんな栄華を極め「太陽の沈まない国」とも言われたスペイン帝国ですが貴族による金の浪費、30年戦争やオランダでの反乱によって徐々に衰退してしまいます。1803年に起きた、1892年に起きた米西戦争によって植民地の多くが失われてしまったのだ。スペイン帝国は最盛期、オランダ、南イタリア、フィリピン、グアム、キューバなどのカリブ海の島々、南米のブラジル以外(ブラジルはポルトガル植民地だった)、北米のメキシコ、テキサス、カリフォルニア、フロリダという広大な領土を誇っていた。

3、ロシア帝国

ロシアの国旗

ロシア帝国はモンゴル帝国の衰退後に生まれた国々の1つ、モスクワ公国が起源です。イヴァン3世は近隣諸国、主にノヴゴロド公国などを併合していきました。次のイヴァン4世(雷帝とも呼ばれる)は、東へ大規模な領土拡大を行い、ロシアの基礎を築きました。イヴァン4世は「全ロシアのインペラートル」と名乗り始めました。1584年にイヴァン4世が死去した後、ロシアはポーランド・リトアニア共和国との戦争など不安定な時期が続きました。そして1721年、ロマノフ家のピョートル1世がツァーリとなったことでロシア帝国は始まります。ピョートル1世は、西欧の技術や文化を積極的に導入し、ロシアを近代国家へと変革させようとしました。彼は、新しい首都サンクトペテルブルクの建設や軍隊の近代化など、数々の改革を断行しました。その後、列強として栄華を極めたロシア帝国ですがニコライ二世の時代には産業革命に遅れたこと、日露戦争での敗北、第一次世界大戦での敗北、農奴制などによって市民の不満が高まり革命が起こりロシア帝国は滅亡(ソビエト連邦が生まれた)しました。ロシア帝国はソ連の領土にフィンランド、ポーランドの一部、アラスカを足した大きさです。

2、モンゴル帝国

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モンゴル帝国は、13世紀にチンギス・ハンが創始した、ユーラシア大陸に広大な版図を築いた帝国です。モンゴル高原の遊牧民を統合し、圧倒的な騎馬軍団を率いて周辺勢力を次々と征服。最盛期には、現在の中国、ベトナム、ロシア、東欧、中東、インドの一部など、広大な地域を支配下に置きました。しかし、チンギス・ハンの死後、帝国は分裂してしまい元、チャガタイハン国、キプチャクハン国、イルハン国に分裂してしまいました。モンゴル帝国は世界中に多大な影響をもたらしました。そんな強いモンゴル帝国軍を追い返した鎌倉の武士はすごいですね。

1、大英帝国

イギリスの国旗

大英帝国は、16世紀後半から20世紀前半にかけて、世界中にその勢力を広げた歴史上最大の帝国です。北アメリカ、アフリカ、アジア、オセアニアなどの地球の4分の1を支配下に置き、その影響力は政治、経済、文化のあらゆる分野に及びました。大航海時代の到来を背景に、イギリスは貿易や植民地経営に乗り出し、徐々にその勢力を拡大していきました。産業革命によってイギリスが世界工場となり、経済力が飛躍的に向上したことも帝国の成長を後押ししました。しかし第一次世界大戦、第二次世界大戦によって疲弊し植民地の国々は独立していきました。大英帝国はさまざな紳士的行い(アヘン戦争、ジャガイモ飢饉、ベンガル飢饉、中東における三枚舌外交)により日本ではブリカスと愛のある名前で呼ばれることが多いです。

まとめ

盛者必衰を感じました。個人的にロシア帝国が一番好きです。このブログでは世界の国や都市について中学生がわかりやすく紹介するのでぜひ最後まで見ていってください!

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