この記事では略して北朝鮮と書きます。
今日は近くて遠い国、朝鮮民主主義人民共和国を紹介します!この記事ではめんどくさいので省略して北朝鮮と書きます。
目次
北朝鮮の基礎情報
首都 | 平壌 |
人口 | 約2600万人 |
通貨 | 朝鮮民主主義人民共和国ウォン |
言語 | 朝鮮語 |
政治 | 社会主義・朝鮮労働党による一党独裁 |
国家元首 | 金正恩 |
北朝鮮の歴史
北朝鮮の歴史は朝鮮の歴史ということで第二次世界大戦までは朝鮮の歴史を紹介します。
李氏朝鮮前
紀元前2000年ごろ、青銅器がつかわれるようになる。
高句麗、新羅、百済の三国時代。百済は日本とのつながりがあった
8世紀、新羅が朝鮮を統一する。新羅の花郎はドラマにもなった。
李氏朝鮮
14世紀、李成桂(イ・ソンゲ)が朝鮮を建国。儒教を重要視した。
4代国王、世宗大王(セジョンデワン)の時代ハングルが生まれる。
11世紀、高麗が朝鮮を統一する。開城(今の北朝鮮)に都を置く。
豊臣秀吉に侵略され多くの国民が殺される。
李舜臣らが頑張って日本になんとか勝つ。亀甲船という鉄の船が作られる。
日本の植民地になる
日本が中国(清)とロシアに勝ち、朝鮮半島が日本の領土になる。
太平洋戦争中は朝鮮から労働者(徴用工)や兵隊が日本に送られた。
戦後
ソ連が朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)、アメリカが大韓民国(韓国)を作る(分断された)。
金日成率が韓国に侵攻をはじめ朝鮮戦争が起きる。
泥沼化した戦争は北緯38度線(軍事境界線 DMZ)のところで休戦する。朝鮮戦争によって北朝鮮、韓国は荒廃する。
北朝鮮は朝鮮戦争後、ソ連や中国の支援によって韓国よりも早く復興する。この時点では北朝鮮は韓国よりも経済、軍事の面で優勢だった。
1960年代になると中国とソ連の対立が深まった。これにより北朝鮮は他国に頼らないという思想、「主体思想」を推すようになる。
1980年代、北朝鮮はミャンマーでラングーン事件を起こし韓国政府の人を殺したり、大韓航空爆破事件起こした。このような出来事により北朝鮮は世界から非難された。
1991年、ソ連が崩壊し北朝鮮はソ連からの援助を失った。
1994年、北朝鮮の最高指導者金日成が死んで後継者として金正日が選ばれた。金正日は前の指導者金日成があまりにも崇拝されていたため、さまざまな巨大建造物を作り崇拝されようとした。
1995年あたり北朝鮮では壊滅的な水害がい起こった。これは金日成の時代に山や森を禿にしてとうもろこしを育てようとした結果である。この水害によって北朝鮮では飢餓が広まり、またソ連からの物資もなくなってしまったことから、300万人が死んだといわれている。この出来事は「苦難の行軍」と呼ばれている。
2000年代には韓国の太陽政策により発の南北首脳会談が行われた。また、このころからみさいるのじっけんがおこなわれるようになった。
2011年金正日が死去し、後継者として金正恩が国の指導者となる。金正恩は北朝鮮の更なる軍事化を推し進めミサイル開発、金正日時代に開発された核の実権を頻繁に行っている。
2020年代、北朝鮮は日本海に向けめちゃくちゃの数のミサイルを打ってミサイル実験をしている。
北朝鮮の経済
はっきり言うと北朝鮮の経済は終わっています。北朝鮮のGDPは鳥取県や高知県並み。電力は全然足りておらず、首都で出身成分の良い人たちだけが住む平壌でさえしょっちゅう停電が起きます。食料も1990年代の「苦難の行軍」の時よりはましになったものの、依然食料は足りておらず餓死者が毎年出ています。北朝鮮は外貨を獲得する手段があまりにも少ないため、中国やロシアに国営レストランを作ったり、ビットコインをハッキングしたり、過去には薬物を作ったりしました。国家がヤクザみたいな国ですね。また北朝鮮のお金のほとんどは朝鮮人民軍の予算に充てられています。
北朝鮮の社会問題
圧政
北朝鮮では独裁政治、情報統制、粛清が頻繁に送られています。北朝鮮では国やキム家を批判した場合、強制収容所に送られたり粛清されるそうです。一応五年おきに選挙はあるものの、〇と✕しかなく✕を選んだ場合連れていかれるそうです。こわいですね。
食糧不足
北朝鮮では食糧不足が深刻で毎年多くの餓死者がでています。なぜこうなったのかというと、金日成の時代に山や森をすべて禿にしてしまい頻繁に洪水が起こるからなんだそうです。また禿にした山にトウモロコシをものすごい密に飢えたせいで地力が低下し土地がやせ細ってしまったそうです。また国民が植えているほうが独裁者の支配にとってはちょうどいいなどの理由もあります。
電力不足
北朝鮮では電力が足りていません。そのせいで首都平壌でしょっちゅう停電が起きたり電車を動かせなかったり工場が停止したり様々な問題が生まれています。北朝鮮の発電のかなめは日本統治時代に作られた水力発電ダムと石炭火力です。古いダムは老朽化していて石炭の生産が低迷しているため北朝鮮では慢性的な電力不足が起こっているそうです。電気って大切なんですね。
北朝鮮の観光スポット
悪いイメージばかりの北朝鮮ですが、興味深い社会主義の巨大建造物や美しい山などの場所もたくさんあるんです。
主体思想塔(チュチェ)/平壌
主体思想塔は北朝鮮の首都、平壌にある高さ170メートルもある花崗岩でできた世界で最も高い石塔。金正日の時代に金日成の誕生日を記念して建てられました。展望台もあり平壌市内を一望することができる。平壌に来たら絶対訪れたいスポットです!
金日成広場/平壌
金日成広場は日本のニュースでもよく見ることができる平壌の中心的な場所。軍事パレードや金正恩による演説、マスゲームが行われれる。the北朝鮮というスポットです。
万寿台
万寿台は平壌の地名で、有名な金日成主席と金正日総書記の巨大銅像、南部には立法機関である最高人民会議が開かれる万寿台議事堂、北朝鮮の芸術の中心地的存在である万寿台芸術劇場、北部には千里馬銅像があります。北朝鮮マニアじゃなきゃ頭が混乱してしまいますね。
党創立記念塔
党創立記念塔は朝鮮労働党を創立した偉大な金日成主席の不滅の業績を末永く伝えるために建てられたモニュメントです。ハンマーと筆と桑を握る三つの手が社会主義観半端なくてたまりませんね。
凱旋門/平壌
平壌の凱旋門は金日成生誕70年を記念して建てられた平壌のランドマーク。高さは60mもあり世界最大なんだそうです。フランスよりでかいのかよ、、、。社会主義のオーラがすごいですね。
白頭山(ペクトゥサン)
白頭山は中朝国境がある火山。機向け発祥の地と言われ神聖な山として国民からあがめられている。それは朝鮮中央テレビのオープニングに使われるほど。普通に風景も美しい場所なので難しいかもしれませんが北朝鮮オタクの人はぜひ訪れてみてください!
金剛山(クムガサン)
金剛山は韓国と北朝鮮の国境にまたがる、李氏朝鮮の時代からお寺などが建てられるなど神聖な山としてあがめられてきました。そして金剛山は日本統治時代も日本百名山になるなどその美しさが認められていたようです。現在も観光することができるのですが、2008年に韓国人が誤って立ち入り禁止区域に入ってしまい射殺される事件も起きているので注意してください!
日本からのアクセス
北朝鮮へは自由な渡航は行えず中外旅行社(日本唯一の旅行代理店)を通じてツアーに申し込み北京から高麗航空に乗って平壌に行くことができるそうです。
まとめ
北朝鮮は終わってる国だと思いますが、社会主義の雰囲気を感じることができる唯一の国だと思います。興味がある人はぜひ行ってみてください!変なことしなければ命はとられませんから。
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