神戸はなぜ衰退したのか

神戸市は大阪や京都と並び関西の大都市とし知られています。しかし最近神戸市は衰退した、昔ほどの力がなくなったなどと言われています。この記事ではなぜ神戸がそのように言われるようになってしまったのかを解説したいと思います。

目次

神戸の現状

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過去の神戸、とりわけ昭和初期の神戸は国際貿易港として東京、大阪に次ぐ日本第三の都市でした。1970年代にはコンテナ取扱量、世界1位になったほど。しかし今ではコンテナ取扱量67位にまで落ちてしまいました。港という面でも大きく衰退したことがわかります。人口面でも、川崎市、福岡市にも抜かれ今は日本七位となってしまいました。こうしてみると神戸の重要性は過去と比較して低下しているように思えます。

神戸衰退の3つの理由

国際貿易港としての地位の低下

神戸は、明治時代から昭和初期にかけて、世界有数の貿易港として栄えました。しかし、中国や東南アジアの新興国が、大規模な港湾施設を整備し、国際貿易の中心地として台頭してきました。これらの港は、人件費が安く、最新のインフラ整備も進んでいるため港としての地位が中国や東南アジアに奪われてしまいました。また日本の産業が製造業からサービス業へと移っていく中で国内における港の需要も減ってしまったのです。

少子高齢化による人口減少

神戸市の人口は、1992年に150万人を突破して以来、減少の一途をたどっています。人口減少は、労働力不足や消費の減少など、さまざまな問題を引き起こし都市を衰退させてしまいます。人口が減っている第一の理由に神戸市も、少子高齢化の影響を受けていることがあげられます。神戸市でも結婚年齢の上昇や少子化が進み出生数が減少しています。

周辺都市との競争

神戸は、かつては国際都市として栄えたこともあり、多くの文化施設や商業施設が集積していました。しかし、近年では、大阪や東京などの他都市との競争激化により、都市機能の低下が進んでいます。これは、人口減少や経済基盤の弱体化をさらに加速させる要因となっています。具体的には、1995年の阪神・淡路大震災も、神戸の衰退に大きな影響を与えました。震災による被害は甚大で、市街地の約4割が被災しました。復興には膨大な費用と時間がかかることから、神戸の経済活動は停滞し、人口減少も加速しました。

まとめ

神戸は、震災や少子高齢化、大阪に負けてしまっているなどのことが原因で衰退しました。でもポジティブに考えるとこれはどこの地域でもあり得る問題で神戸が悪いわけではなくないですか?神戸は神戸にしかない魅力もたくさんあるので、関西に来たら大阪や京都だけでなく神戸にも行って神戸を応援したいです!

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